LP(ランディングページ)は、広告から流入したユーザーをコンバージョン(CV)へ導く、ビジネスの最前線です。そのコーディング品質は、表示速度、モバイルでの操作性、そして最終的なCVR(コンバージョン率)に直結します。外部の代行サービスにLPコーディングを依頼する際、期待通りの成果を得るためには、単にデザインファイルを渡すだけでなく、準備とコーディング代行会社とのコミュニケーションが不可欠です。
①依頼前の最重要準備:インプット情報の準備
コーディング代行を依頼する前に、以下の3点を準備することが、納期遅延や追加費用の発生を防ぐ最大の鍵となります。
1.1. デザインカンプの形式と整理
提供するデザインデータは、Figma、Adobe XD、Sketchなどの編集可能なオリジナルファイルに提供することが望ましいです。JPEGやPNGなどの画像ファイルのみでは、正確なフォントサイズ、要素間のマージン、カラーコード、そしてレイヤー構造が確認できず、コーダーが手作業で測定する必要が生じ、工数が大幅に増加します。
- レイヤーの整理: 使用しない非表示レイヤーや、結合されていないテキストレイヤーなどは整理し、コンポーネント名やセクション名を分かりやすく日本語または英語で命名しておきます。
- アセットの準備: 使用する画像(ロゴ、アイコン、メインビジュアルなど)は、最適化された状態(WebP形式推奨)で提供し、ファイル名も一貫性を持たせておきます。
1.2. 仕様指示書の作成とワイヤーフレームの補足
デザインカンプは静的な見た目しか伝えられません。動的な挙動や特別な要件については、必ず仕様書として文書化する必要があります。
- レスポンシブの定義: PC、スマートフォンに加え、タブレット(例:768px)でのレイアウト変更が必要か、また、その際の要素の並び順や表示・非表示のルールを明確にします。
- インタラクションの定義: CTAボタンのホバー時の色変化、スクロール時の各セクションのフェードイン効果、カルーセルスライダーの自動再生速度やドットナビゲーションの有無など、JavaScriptで制御する全ての挙動を具体的に記述します。
- フォーム仕様: 問い合わせフォームの入力必須項目、エラーメッセージの表示ルール、入力後のサンクスページへの遷移など、コンバージョンに関わる最も重要な挙動を細かく定義します。
1.3. 品質基準と目標値の明確な伝達
コーディングの品質レベルについて、コーディング代行業者と共通認識を持ちます。特にパフォーマンスに関する目標値は必須です。
- アクセシビリティ: WCAG(ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン)への準拠レベル(例:AA準拠)や、キーボード操作のみでの全機能利用の保証を求めるかを明示します。
- ブラウザ互換性: どのブラウザのどのバージョンまで(例:Chrome最新版、Safari直近2バージョンなど)の表示・動作を保証するかを定義します。
②失敗しない業者選定と技術的評価のポイント
単価の安さだけで業者を選ぶと、低速なLPやバグの多いコードを納品されるリスクが高まります。以下の点をチェックし、技術力と信頼性を考慮しつつコーディング代行業者の選定が必要です。
2.1. LPコーディングの実績と技術スタックの確認
- 実績: 過去の制作事例において、「レスポンシブ対応」だけでなく、「パフォーマンス最適化の実績」を具体的に提示できるかを確認します。
- 使用技術: 依頼するLPがCMS(WordPressなど)と連携する場合は、そのCMSのテンプレート階層やカスタムフィールドの実装経験があるかを確認します。静的LPの場合は、HTML5/CSS3だけでなく、Sass/LessなどのCSSプリプロセッサや、BEM/FLOCSSなどのCSS設計手法を採用しているかを確認し、コードの保守性を評価します。
2.2. 品質保証体制とセキュリティへの配慮
- バグ修正期間: 納品後、無償でバグ修正に対応してくれる期間(例:1ヶ月間)が明確に設定されているかを確認します。この期間が長いほど、業者側の品質に対する自信の表れと言えます。
2.3. コミュニケーション能力と提案力
- 技術的提案: 提供したデザインデータに対して、「このアニメーションはCSSではなくGSAPを使った方がパフォーマンスが向上する」「このレイアウトはGridではなくFlexboxの方が構造的だ」など、より良い実現方法を提案できるかを確認します。
- レスポンス速度: 見積もり依頼や質問への返答速度が速い業者は、制作中のコミュニケーションもスムーズである可能性が高いです。
③制作中のコミュニケーション戦略と検収フロー
コーディング期間中は、手戻りが発生しやすい「ズレ」を最小限に抑えるための戦略的なコミュニケーションが必要です。
3.1. 制作初期段階での「ファーストチェック」の実施
コーディングが完了してから全てをチェックするのではなく、ファーストビュー(最初のセクション)が完成した段階で、デザインの再現度やアニメーションの挙動を一度チェックします。ここで認識のズレを修正することで、後の大規模な修正を回避できます。
3.2. フィードバック時の具体的な指示
フィードバックを行う際は、「なんとなく違う」「もう少しカッコよく」といった抽象的な表現は避け、具体的な指示を心がけます。
- 「PC版のヘッダーナビの文字色を#333333から#1A1A1Aに変更してください。」
- 「スマートフォン版のCTAボタンを、画面下部に固定(
position: fixed)してください。」 - スクリーンショットや動画を使い、どのデバイスのどの部分に問題があるかを明確に示します。
3.3. 検収チェックリストの最終確認
納品されたコードに対し、依頼時に定めた全要件が満たされているかをチェックリストを使って確認します。
- レイアウト崩れ: 指定したすべてのブレイクポイントと主要なブラウザで確認。
- 機能動作: フォームの送信、タブの切り替え、スライダーの動作など全機能の動作確認。
- セマンティクス: HTMLの構造がセマンティックで、エラー(W3C Validatorなど)がないかを確認。
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